ChinoDuino(Chino × Arduino)

自発性のないプログラマーがArduinoと出会って悪戦苦闘する様を綴っていく⇒今はいろいろ(^^;

SORACOM Technology Camp 2018 参加記録

先月の26日に開催された SORACOM Technology Camp 2018 の参加記録です。

technology-camp2018.soracom.jp

トラックB IoT つないだ、その後に 〜be connected 〜 」側の発表を聞いていました。
試作から量産へ意識することや、デバイス管理、セキュリティなど、自分が知りたかったこと、知らなかったことなど、すごく勉強になりました!
あと、サービスごとの繋がりもみえてきて、こちらも勉強になりました。

今後、勉強していくうえで、振り返りたいセッションを中心に書いていきます!

★全スライド、発表等は @ko2a さんがまとめてくれたこちらをどうぞ!
ありがとうございます!

qiita.com

B1. SORACOM を API で 256 倍使いこなす方法

www.slideshare.net

「邪眼」の小熊さんのセッションです
パケットをみていると怪しい箇所がみえてくるそうです
すごい!

  • APIでできること、APIの特徴など基本的なことから実際にコンソールで試しながらのセッションでした
  • SORACOM APIを呼び出しているUser Agentの円グラフなど興味深かったですw
  • イベントハンドラー、メタデータの詳細はみる
  • SIM注文のAPIのテストは SORACOM API Sandbox が便利

B2. 通信モジュール内蔵デバイス制作のための心構え

www.slideshare.net

高橋さんとSeeedの坪井さんのセッションです
ソフトのエンジニアとしては普段、触れることのないことばかりですごく刺激になりました!

  • seeedさんの製造サービスはいつになるかわからないけど注文してみたい
  • 試作と量産は違う!
    • Seeedさんはノウハウがいる!
      • リフロー時の注意点:捨て板、間隔、部品感の距離
    • 量産に役立つ試作!
      • 調達できない部品を使うのは工作!
      • 再現性が大事!
    • 既にPoCができている=実現可能なモノ
    • 予算感($20,000〜)
  • アフターフォロー
    • 利用シーンを意識する
    • 設置環境
    • セルラー通信は「手軽」だが「確実」ではない
      • 「無線」は「線が無い」ことを意識する
      • 有線ではない!
      • 事例:
        • 冬は通信できるのに夏になると通信できなくなる
          • →樹木に葉が茂る→葉の水分が電波を通しにくい
          • →乾燥剤いれる
        • 毎日同じ時間に通信できないことがある
          • →フェリーが通り、乗船者がいるため通信量が増えた

B3. SORACOMで実現するデバイス管理

www.slideshare.net

今井さんのセッションです
バイス管理については、今回一番知りたかったこと
実例とケーススタディの部分がワークフロー形式でわかりやすく勉強になりました

  • SORACOMの各種APIは「SIM(IMSI)」に対して行う
    • →このため、デバイスごとにSIMを挿したほうがよい
  • バイスとSIMのひも付け
    • Beamなら自動でできる!
  • バイスの初期設定&動作確認
  • 利用開始
    • イベントハンドラを使ってSIMが利用開始されたら→別のサービス(Lambdaなど)に通知などできる!
  • 証明書や鍵の安全な交換
    • 暗号化用の鍵となる
    • AWS IoTのクライアント証明書
    • Beam
    • Endorse(※これはまた詳しいことを調べよう)
  • 設定値やフェームウェアの更新
    • Lightweight M2M(SORACOM Inventory)
  • 異常を防ぐには
    • 用途以外の利用を制約する
      • IMEIロック
      • 閉域網を利用
    • 用途以外の利用を検知する
      • パケットを監視
        • Junction(Mirroring)

B4. 後手に回りがちなIoTセキュリティをどうすべきなのか

www.slideshare.net

java好きな片山さんと、福島さんのセッションです

  • Mirai http://techfactory.itmedia.co.jp/tf/articles/1704/13/news010.html
  • 設計時からセキュリティのことを考える!
  • 費用対効果の観点も必要
  • 前提として盗まれてもよい構成にしておく!
  • SORACOM にビルドインされた機能をつかう
  • 閉域網での接続
  • 通信の監視/検知
    • Junction → トラフィック分析
      • 主の機能
        • Inspection
        • Mirroring
        • Redirection
      • 出力結果をFunnalで特定のAWSサービスにおくるなど可
  • バイス側の認証/認可
    • IMSI、IMEIを紐付けて、別の通信モジュールを使わせなくする!
    • プライベートガーデン
      • Beam以外の通信を制限するなどに利用できる
  • SORACOMアカウントの保護
    • MFA機能
  • バイス自体の保護
    • 参考:Platform Security Architecture(PSA)
    • 今後は必要不可欠になりそう

それと「SORACOM UG Tokyo #10 / SORACOM Technology Camp 夜の部!!」

以前、SORACOM UG 信州 #2 に参加してくださった ぼへぼへ さんと会えるというびっくりがあったり
SORACOM UGのアイコンができましたー

作:くろにゃんこたん f:id:chinoppy:20180426184232j:plain:w500

それと @ko2a さんがUG 信州の活動報告をしてくれました(>_<) f:id:chinoppy:20180426184232j:plain:w500

ぜひ、また参加したいです!
ありがとうございました(>_<)