ChinoDuino(Chino × Arduino)

自発性のないプログラマーがArduinoと出会って悪戦苦闘する様を綴っていく⇒今はいろいろ(^^;

Sens'it V2とちょっとV3のこと

こんにちは❗これはSORACOM Advent Calendar 2019の17日目の記事です。担当はchinoppyこと知野です!

今回は、SORACOM 農業活用コミュニティ関連で、Sens'itを使ってみたので、使ってみてどうだったかを紹介していきます!

対象

  • これからSens'itを使おうとしているひと
  • Sens'it気になっているけど、どんなもんだろうか
  • 温度とか試しに測ってクラウドへアップしたりしたいけど、電源ないんだよねー
  • Sens'it知らないけど、IoT好きな方

などなどSens'itやIoT好きな方向けです

前提

  • V2と最後に少しV3の紹介もします
  • 実績の紹介は、動作モード「温湿度センサのデータ」のみになります🙏 ご了承ください。。。

Sens’it V2

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Sigfox+温湿度、照度センサー、振動検知などのセンサーが内蔵されているデバイスです。通信量、通信頻度などに制限はありますが、通信料金は安く、省電力で定点観測や頻度の少ない通知などの用途などに適しています。

バッテリーも内蔵されていますので、セットアップして充電すればすぐ、センシングができます!

Sigfoxとは

  • Sigfox とは LPWA(Low Power Wide Area Network) と呼ばれる無線通信規格の1つ
  • 省電力で広域をカバーすることができ、IoT 用途での利用に適しています
  • Sigfoxのサービス提供エリアは、こちら⇒ Sigfox Coverageページ
  • SORACOMでは、SORACOM Air for Sigfox で使用することができます
  • もちろん受信したデータはBeamやFunnelで各クラウド、他へ転送、送信できます!

内蔵されているセンサーについて

  • 温度センサ
  • 湿度センサ
  • 加速度センサ
  • 磁気センサ
  • 照度センサ
  • リードスイッチ

上記センサのデータを一度に送信することはできません。動作モードごと送信するデータは以下になります。

  • 動作モード
    • 温湿度モード
      • 温湿度センサ
    • 照度モード
      • 照度センサー
    • ドア開閉検知モード
      • ドアに固定することでドア開閉を検知してアラート通知
    • 振動検知モード
      • 製品自体の振動を検知してアラート通知を送信
    • マグネットモード
      • 製品右側面の磁気センサにマグネットが接近すると検してアラート通知
    • ボタンモード
      • 製品のボタンを2度押しすると検知してアラート通知

送信頻度

利用料金

SORACOM Air for Sigfox の利用料金

  • 1440円/1年
  • ソラコムから購入のSigfoxデバイスの場合は、1年分の通信料金が含まれています(詳細は上記リンクを参照🙏)

今回、温湿度モードを使用してみて

用途

ハウス内の温度湿度を計測し、Webで見える化。今回は、10分毎送信で使用しました。

【今回の構成】

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【グラフ化】

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センサの精度について

温度、湿度とも温湿度計と比較して検証し、ほぼ同じで問題なくそのまま使えました😆

ちなみに仕様には「温度:精度±0.5℃」「湿度センサ:精度±3.5%rH」とあります Sens’it

【計測した温度と湿度(201/6/2〜2019/9/30)】

1日単位で15時くらいのデータです

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バッテリーの持ちについて

使用環境(ハウス内の温度等)にも関わってきますが、だいたいSens'itから送信されるバッテリー値(battery)が「3.7」を下回ると充電が必要でした(そのままにしておくと、その後1日くらいで電源が落ちてしまう)。

以下は「201/6/2〜2019/9/30」までの2ヶ月分のバッテリーの推移です(1日単位で15時くらいのデータです)

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だいたい、20日間くらいもちました🔋

ちなみに、3.7を下回った場合、気がつけるようにslack、LINE Notiryへ通知するようにもしてみました。

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ずっと通知するとうざいので、、、3時間ごと判定し通知としました!

その他

  • 注意点等
    • 防水ではないので、気温差が激しく湿気があるところや、湿気が高いところでは故障してしまう可能性がありそうです
    • 一度、電源が落ち、充電後、送信開始されるまで時間がかかりました(半日以上待ったときもありました)。

Sens’it V3(おまけ)

SORACOM Air for Sigfoxには対応していませんが、V3は防水ということもあり、試しに今、使ってみてます。

購入先

SWITCH SCIENCEで購入しました。

www.switch-science.com

SORACOMで購入時と同じように1年目の通信費は込です。

V2との違い

大きな違いは、「防水」になったことでしょうか(あまり詳しくはみていません(^^; )。センサ類は増減なしです。

【V2(こちらから抜粋)】

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【V3(こちらから抜粋)】

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購入して使い始めるまで

購入後、<www.sensit.io>へ登録すると、Webページからデータがみれたり、送信頻度の設定がかえられます。

送信されたデータは、<www.sensit.io>ですぐみることができます!

<www.sensit.io>への登録はこちらの「◆WEB & モバイル APP◆」に記載があります。

https://docid81hrs3j1.cloudfront.net/medialibrary/2018/09/manual-sensitv3.pdf

モードの切替方法なども記載があるので、参考にしてください!

www.sensit.io

こんな感じで、グラフで確認できます!みやすい❗期間の変更も可能です

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「Timeline」はこんな感じ

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「Notifications」で通知の設定もできます!

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通知方法は、Email、SMS、HTTPと3種類あり、HTTPを使うと、Slackへ通知したり通知先の幅が広がりそうですね。有効活用したいです!

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ちなみに、Emailはこのように通知されました

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その他

  • 送信間隔を<www.sensit.io>から変更できるのですが、、、最初、うまくいかず(※)、1日or2日経ってから再びやってみたところ10分毎に変更できました(詳細かけずにすみません・・・)
    • ※ Webページで設定しようとするとエラー画面?が表示された
  • 詳しくは調べていないのですが、、、たまーに送信しないときがある(送信上限を超えた?と思うのですが、送信タイミングで赤色に点滅するときがある)

送信制限や送信間隔などに制限はありますが、料金も安く、お手軽にIoTで見える化したり、通知したりとできます。

Sigfoxデバイスは他にもありますので、Sens'itで通信できるかなどを調べて、他のデバイスで本格的に使用を開始するなどもできると思います。

soracom.jp

ご検討あれ〜

#ソラコムサンタ

V3もSORACOM Air for Sigfox対応お願いします🙏